採用情報
当社は、橋梁や高所鋼構造物、水中構造物等の維持機械をはじめ、道路・トンネル維持ロボット、除雪ロボット、除草機械など、暮らしを支えるさまざまなメカトロニクス技術を通して、社会に貢献しています。
プロジェクト事例
【橋梁維持補修作業用移動足場】の事例です。
工事名 | 関門自動車道下関側側径間補剛桁補修工事 |
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発注元 | 西日本高速道路株式会社 |
元請 | JFEエンジニアリング株式会社 |
プロジェクト工程
作業記録
基本計画・詳細設計
このプロジェクトは、西日本高速道路株式会社様がJFEエンジニアリング株式会社様に発注した平成24年度、関門自動車道の関門橋下関側側径間補剛桁補修工事の一環として行われた橋梁点検用移動足場の更新(新規製作)業務です。
関門橋の既設移動足場は国内では最も早い時期の1973年に設置されたもので、機器の老朽化・損傷等で運転できない状態にあり、更新が必要となりました。更新設備の設計においては当社の豊富な設計実績から最新の知見を取り入れ、更に同橋の常設式橋梁移動足場としては初めて、横行型の高揚程バケット式リフター2台を搭載しました。これにより構造が複雑で桁高の高いことが特徴であるトラス橋部材の隅々にまで接近が可能となり、これまでのトラス橋点検車の弱点であった接近能力不足の問題を解消しました。
このリフター本体(上部構造)については、高所作業車のメーカーであるアイチコーポレーション様の製品を使用し、駆動源・運転/走行機能を備えた移動台車に組み込み、リフターユニットとして設計・製作を行いました。また、全体の計画および設計においては現地調査も平行して実施し、計画に支障がないかを確認するとともに、設計図面への反映を行いました。
製造・品質管理
詳細設計図面、施工計画書等に基づき、製造・品質管理を行います。
この移動足場は大別して、以下3ユニットから構成されています。
- 本体アルミフレーム(足場本体)
- 走行装置ユニット(足場本体を移動させる)
- リフターユニット(足場上から橋梁本体へ接近する)
同プロジェクトでは、1のユニット製作について、「アルミ構造物の製作に実績があること」「大型構造物であること」「現地(下関)と比較的近いこと」「岸壁から直接台船に積み込み可能であること」などを考慮し、長崎のアルミ構造物の製作会社に依頼しました。
また、2・3のユニット製作は運転制御装置を含め、新潟の当社工場で実施し、最終的な組立は上記長崎の工場で行いました。
製作の段階になると当社の担当者が以下の業務を行い、品質の確保はもちろんのこと、工程や費用(コスト)の確保に努めます。この業務では、顧客や元請、製作工場、商社、メーカーなどさまざまな会社との連携が重要となるため、幅広い視点や細かな気遣い、社内外での調整能力が必要となります。
【仕様確定・発注管理】
アルミ、鋼材などの材料やモータ、発電機などのメーカー購入品について、各メーカーと仕様を確認しながら発注を実施します。
【材料検査】
購入品が納品された際に、発注時の仕様、数量などに違いがないか検査します。
【製作加工・各検査】
製作加工では、各工程(溶接、塗装など)において、打合せで定めた施工計画書に基づき品質管理、検査を行い、各ユニットを完成させていきます。
【組立・電気配線配管・工場試運転】
1・2・3各ユニットの完成後、これらを一体化させるため新潟で製作した2つのユニットを長崎に輸送します。この組立の段階では当社の担当も長崎に常駐し、製作管理を行います。そして、組立、電気配線・配管、工場試運転を経て、顧客立会検査となり、指摘事項を是正後、現地下関への出荷となります。
現地工事
工場における試運転で顧客の立会検査に合格の後、台船で製作工場(長崎)から現地の下関へ輸送します。その後、本工事の元請により関門橋への架設が行われ、架設後に現地レールでの試運転調整を行い、再度現地での顧客立会検査合格を経て引渡しとなります。引渡しの際には、顧客を含め工事関係者への運転操作説明も実施します。
完成図書提出
現地工事と前後して、製作メーカーの立場として以下の書類を作成し提出します。
- 製作段階に発生した図面変更等を反映させた最終図面
- 各段階で行われた検査内容や施工写真等をとりまとめた提出書類
- 運転操作方法やメンテナンス箇所を記載した取扱説明書
プロジェクト総括
ここからは社内での作業です。設計内容、工程、予算実績対比、製作管理のポイント等を整理し、次回の改善点としてとりまとめ、プロジェクトが完了します。
募集要項
求める人材像
- 前向きで向上心のある人(社会の役に立ちたい、自分を活かしたい、スキルアップしたい、など)
- 自身の専門スキル以外にも興味がある人
- 人とのコミュニケーションを大切と考える人
募集職種
メカトロニクスの設計・製造管理(若干名)
必要な技術・経験
学歴 | 不問 |
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資格 | 技術士、施工管理技士、監理技術者、電気工事士、機械設計関連資格、等あれば尚可 |
実務経験 | 機械設計、電気制御設計、構造設計、生産/製造技術、施工管理のいずれか |
採用までの流れ
1.書類選考 | 履歴書・職務経歴書を担当(総務課)までお送りください。 ※新卒で応募される方は事前にご連絡ください。 |
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2.面接 | 1~2回程度の面接を行います。 ※これまで携わったメカトロニクスに関連する経験についてアピールするものがあればご準備ください。 |
3.仮採用・試用期間 | 通常1~3ヶ月、社内にてOJTを実施します。 |
4.正式採用 | 給与等の条件をご相談し、正式採用となります。 |
採用条件等
給与 | 想定年収 400万円~650万円 ※年2回の賞与分を含みます。 ※諸手当を除きます。 |
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昇給 | 年1回 |
賞与 | 年2回 |
諸手当 | 通勤手当 |
保険 | 雇用、労災、健保、厚生、退職金制度(5年以上) |
勤務地 | 新潟市江南区丸潟新田504-3 |
勤務時間 | 9:00~18:00(実働8時間) |
休暇休日 | 日曜日・祝日、土曜日(勤務日あり)、盆休暇、GW休暇、正月休暇 |
備考 | 現場管理など業務内容によっては、長期出張となることがあります。 |
連絡先
書類送付先
〒950-1132 新潟県新潟市江南区丸潟新田 504-3
RDI 株式会社 技術開発研究所 総務部 宛
採用に関するお問い合せ
電話:025-280-3411(代)
FAX:025-280-2930